九州大学工学部化学工学科
九州大学大学院工学府化学工学専攻
九州大学大学院工学研究院化学工学部門

Contents

第1回化学工学科卒業生交流会(2026/7/10)を開催しました。

Alumni Event 2026
化学工学で身につく「考える力」
卒業生交流会を開催しました

化学工学科では、企業で活躍する卒業生をお招きし、
卒業生交流会を開催しました。現在のお仕事、学生時代の学び、
研究室での経験、そして化学工学で学んだ考え方が社会で
どのように活きているかについて、具体的なお話をいただきました。

2026年度化学工学科卒業生交流会
Date
2026年7月10日 開催

九州大学 伊都キャンパスにて、卒業生講演、パネルディスカッション、自由交流を行いました。

Speakers
企業で活躍する卒業生による講演

帝人株式会社、中外製薬株式会社、日鉄ケミカル&マテリアル株式会社、株式会社クラレで活躍されている卒業生の皆様にご講演いただきました。

Theme
化学工学は、社会でどう活きるのか

化学工学で学ぶ考え方が、企業のものづくり、研究開発、技術開発の現場でどのように活かされているかを伺いました。

Alumni Speakers
4名の卒業生が、仕事と学びの接点を語りました

化学、素材、医薬など異なる分野で活躍する4名の卒業生から、
現在の仕事、学生時代の研究、進路選択、
そして化学工学で学んだことが仕事にどう活きているかを
お話しいただきました。

帝人株式会社で活躍する卒業生による講演

帝人株式会社

中外製薬株式会社で活躍する卒業生による講演

中外製薬株式会社

日鉄ケミカルアンドマテリアル株式会社で活躍する卒業生による講演

日鉄ケミカル&マテリアル株式会社

株式会社クラレで活躍する卒業生による講演

株式会社クラレ

Messages from Alumni
卒業生が語った、化学工学の価値

卒業生の皆様からは、化学工学で身についた力として、
単なる知識や専門用語ではなく、現象を捉え、モデルを考え、
論理的に考える力が挙げられました。

Thinking
答えそのものではなく、答えにたどり着く道筋を考える。

すぐに答えが見えない課題に対して、条件を整理し、
仮説を置き、論理的に考えていく力が、
社会に出てから大きな力になることが語られました。

Model
現象をモデルで捉え、全体を定量的に見る。

反応、物質移動、熱、流れ、プロセスなど、
複雑な現象をモデル化して考える姿勢は、
分野が変わっても活かされます。

Reality
理論と現実の差から、要因を切り分ける。

現場では、必ずしも理論やモデルの通りには進みません。
その差がどこから生じるのかを考え、
改善へつなげる力の重要性が紹介されました。

Career
学生時代に学んだ基礎が、仕事の中で後から効いてくる。

学生時代には見えにくかった基礎科目や研究経験の価値を、
実際の業務の中で改めて実感するというお話がありました。

Panel Discussion
パネルディスカッション

パネルディスカッションでは、井上教授の司会のもと、
学生時代の学びと現在の仕事とのつながりについて、
卒業生の皆様に率直にお話しいただきました。

4名の卒業生によるパネルディスカッション

4名の卒業生を迎え、学生時代の学びと現在の仕事について議論しました。

Question 1
考える力が仕事で役立ったと実感したのは、どのような場面か。

化学工学で学ぶモデル化、物質収支、全体を見て考える力が、実際の業務の中でどのように活きているかが語られました。

Question 2
理論やモデルと現実がずれたとき、何を考え、どう動くか。

博士課程学生からの質問をきっかけに、現場で起きる複雑な現象をどのように切り分け、要因を考え、改善につなげていくかについて議論しました。

Question 3
いまの学生にではなく、学生時代の自分へ伝えるなら何か。

仕事を経験した卒業生だからこそ分かる、学生時代の学び方、研究への向き合い方、専門を深めることの意味について、具体的なメッセージをいただきました。

Photos
当日の様子

講演、パネルディスカッション、自由交流を通じて、
学生が進路や研究生活、企業での仕事について考える貴重な機会となりました。

卒業生交流会に参加する学生と卒業生の様子

卒業生の話に耳を傾け、進路や仕事について考える学生の様子。

Chemical Engineering
化学工学は、答えを覚えるだけの学問ではありません

化学工学は、複雑な現象を理解し、モデル化し、論理的に考え、
社会で使える技術へとつなげていくための学問です。

現象を理解する
反応・流れ・熱・移動を見る

モデルを考える
しくみを定量的に捉える

全体を設計する
装置・プロセスをつなぐ

社会で使う
実装へつなげる

Summary
化学工学で学ぶこと、社会で活きること

今回の交流会を通じて、化学工学で学ぶ反応、物質移動、
プロセス、モデル化、全体最適化の考え方が、
企業のものづくりや研究開発の現場で重要な役割を果たしていることが
改めて示されました。

化学工学は、材料、医薬、食品、エネルギー、環境、化学プロセスなど、
幅広い分野で研究成果を社会で使える技術へつなぐ学問です。
そして、その基盤となるのは、現象を定量的に捉え、
モデルを立て、全体を見ながら考える力です。

ご講演いただいた卒業生の皆様、ならびにご協力いただいた関係者の皆様に、
心より御礼申し上げます。

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